Monday, December 25, 2017

「交わる」ということ

こんにちは。小林です。

今年もいよいよあと数日となりました。
今年を振り返って見ると、やはり新しい拠点を持った事が大きく、
それにより多くの新しい出会いやご縁を頂きました。
またそれらから新しい交流が生まれている事を実感しております。

交流が生まれると、色々と問題や面倒な事も生まれます。
しかし、人をはじめ多くの生命が、まず交わる事で誕生する事を思うと、
交わるという事でしか、新しいものは生まれないのではないかとも思います。

最近では、個人でネットなどを使い色々な商売や投資など、
個人で大きな力を持つことが出来るようになり「個人の時代」だと言われます。

確かに、その人の個性や能力を伸ばすことはすごく大事ですが、
その目的のために、人と関わろうとしない人が増えているように感じます。

先ほど述べた通り、人と人が交わると、厄介な事も起きるのですが、
その厄介な事を乗り越えると、太い強い紐になる。
それが、人と人が協力して作る多くの「仕事」なんだと思います。
自分自身は、来年も新しいご縁や出会いから生まれる交流を通して、
相手にとっても社会にとって良い「紐」を作れるように頑張りたいと思います。

最後に、サムライインキュベートの榊原さんの記事を紹介して、
今年最後の投稿とさせて頂きます。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO2306506002112017XY0000/

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

Tuesday, November 28, 2017

「考える」と「感じる」の違い

こんにちは。小林です。

先日、毎日新聞の中で、ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイの前沢社長へのインタビュー記事の特に以下の所にとても共感しました。今回は短く。

https://mainichi.jp/articles/20171111/k00/00m/020/163000c

毎日新聞の記事より

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◆前沢さんにとって現代アートの魅力とは。

 --すべてのモノが情報化され、機械化され、効率化される中で、言葉にできないもの、数値化できないモノがアートにある。その数値化できない価値と向き合った時に自分の感性が試される気がします。常に数字を追いかけるビジネスの世界に生きているので、それと真逆の感性勝負の世界に身を置くことで自分自身のバランスが取れる。社会にとっても、感性が重要なアートは今後、一層必要なものになっていくし、さらに盛り上がっていくのではないでしょうか。AI(人工知能)やロボットが出現し、人間の存在が問われる中、人間が人間でいられる最後の世界かもしれないし。音楽などもデジタル化が進み、複製が容易になっている中で、アートは一点もので、価値も人それぞれだからいいのだと思います。

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Friday, October 27, 2017

「こだわり」について

こんにちは。小林です。

今回は、ふと、こだわりについて思ったことがあり、備忘録として簡単に。
こだわりと聞くと、良いイメージに繋がる場合が多いかと思いますが、
こだわりがもたらす弱点も色々とあるな~と思いました。

本人の行動としてのこだわりは、ジンクスと結びついている事が多いと思いますが、その場合は、そのこだわりの行動が出来なかった時の心の乱れが生じるという事です。

また、人間関係のこだわりとしては、「家族はこうあるべき」とか「友達はこうあるべき」など、何か強い思い込みや押し付けのような感情があると、それから外れた行動をされた時に受け入れられない場合などなど。

あとは、社会人になると、ある程度の権力を持った誰かさんのこだわりが地域社会や在籍する組織の「マナー」や「ルール」みたいに置き換わっている場合もあるので、それはそれでややこしい。

そして、そもそも、それらが多くを知った上で最終的に絞った「こだわり」なのか、他をほとんど知らない、ただの「一張羅」なのか。それを自分自身で知っておくだけで、随分と物事への対応が変わってくるな~思いましたし、他人が関わらず自分だけで完結する「こだわり」に留めておくと面倒な問題なども無いのでしょうが、他人と関わってこその人生なので、そのあたりのバランスって案外難しいなと思いました。

年を重ねるにつれて、他人や他人の目などがどうでも良くなってしまった自分としては、人間関係に対してのこだわりの無さ(というか、ただの無関心)を少し心配しながら、まとまりの無い話を終わりたいと思います。

Thursday, September 7, 2017

ビジネスにおける「感動」

こんにちは。小林です。

さて、もう9月ですが、先月の夏の甲子園は本当に感動しましたね。
やはり、球児の野球への「熱い思い」があるからこそ、感動も大きいのだと思います。

ビジネスにおいて、「上手くやってはいるものの感動が無い」事業を多く目にします。ビジネスとはそうゆうものだという意見は置いておいて。最近の地域起こしと呼ばれる事例などでも、「地域の伝統野菜を広める」「地域の織物を広める」「地域の伝統のお茶を広める」「地域の珍しい海産物を広める」など色々なプロジェクトの中で、コンサルタントや副社長の立場で、ビジネス目線で入るキーパーソンにまったくその分野に情熱が無い人が入っているパターンに多く見られるように思います。

ビジネス観点の乏しい所に、コンサルタントのように関わり、ビジネス風を吹かせて、得意のマーケティングだけを使い、ウェブに映えるコンテンツに仕上げる。そういう人たちが、「コンテンツ」という所に、すでに「そのモノ」への情熱が感じられない。普通は、「そのモノ」を本当に愛しているのではあれば、軽々しく「コンテンツ」なんて言えません。
地域にあるものを使ってビジネスに仕立てても、そのモノに対しての情熱や愛情がなければ、短期(3~5年)や表面上の数字としては上手く行きますが、50年や100年先に繋がるモノには仕上がらないと思います。

以前にも、ホンダジェットと三菱MRJの比較の記事がありましたが、ずっと飛行機を造りたくてそれが夢だったホンダが情熱をかけて造る飛行機が結果を出すのは当たり前で、それには感動しかありません。ビジネス手法は冷たい剣(つるぎ)のようなもので、それを振りかざし自慢したり、それで人を圧倒する人には、それを使って本当に暖かな気持ちになる未来を作る事は出来ないと思います。
http://toyokeizai.net/articles/-/186542

上手にビジネスに仕上げて、それで自分の価値を上げ、ビジネスコンテストで偉そうに審査員をしているような人に、僕はあまり感動する事はないのですが、僕自身も改めて気を付けて、もっと感動できる事を、一緒に感動できる仲間を集めて、作っていきたいと思いました。

Thursday, August 24, 2017

「仕組みを変える」ということ

こんにちは。小林です。

僕の会社は8月末が決算なのですが、ありがたいことに今期も本当に忙しく、
いよいよ仕組みを変えてかかる時期に来ていることを痛感しております。

さて、今回はその「仕組み変える」ということですが、
よく世の中で使われる「世界を変える」という言葉は、結局は

世界を変える ≒ 仕組みを変える

ことなんだろうな~と改めて思います。

その「仕組みが変わる」ことが、政治的なルールが変わる事によるものなのか、新しい発明や技術が生まれることによってなのか、人々の意識や行動が変わることによるものなのか、さらには地震など、地球環境そのものが大きく変わるタイミングなのか、原因は色々あるかと思いますが、仕組みが大きく変わる時に、大きな変化が起き、世界が変わるのだろうと思います。

なので、小さなコミュニティー単位でも、大きなグローバル単位でも、その環境を取り巻く「仕組み」に着目して変化を起こすことが、全体を大きく変える力になるんだろうと思います。その変化が結果的にイイ方向に行くのか行かないのかは別として。

と、そんな「仕組み」の事を考えていたら、「知恵」についても色々と考え始めたので、「知恵」についてはまた時間をおいて書きたいと思います。

Wednesday, July 19, 2017

「ものづくり」について

こんにちは。小林です。

最近は、クラウドファンディングの人気もあり、色々な「ものづくり」や「チャレンジ」がピックアップされているのは皆さんご存知かと思います。
ビジネスにおいても、ここ10年ほどは「ストーリーが大事だ」と広く叫ばれていて、ものづくりにおいても、「どうカッコよく見せれるか」「どう魅力的に見えるか」「どのような背景なのか」などが強調されたものを目にする機会が増えたと感じております。

また、地方創生が叫ばれるなか、地方自治体も一生懸命に地方の魅力を伝えようと、地方の特産品を使ったものづくりに関わる人々や地方の方々の仕事の「カッコイイPR動画」や「ウェブコンテンツ」などが沢山生まれ、少しお腹がいっぱいになるくらい多くの発信情報を目にするようになりました。

そんな、少しお腹いっぱい感のある自分に、最近の「日本ガイシ」さんのCMが逆に新鮮で、イイなと感じました。そのフレーズはこれ。

○○の人(車に乗る人、電気を使う人などのユーザー)は

僕らの仕事を知りません

でも、ものづくりってそういうこと

ぼくらは、クロコ

http://www.ngk.co.jp/info/gallery/tv/index.html

最近は、作る側・提供する側の人が、どんどん表に出ている流れですが、僕自身は、あまり表に出たいタイプではありません。
商品の魅力を伝えるのは大事だと思いますが、経営者がロックスターかのようにメディアなど表に出て、商品が沢山売れるなら良いですが、あまり関係ないならメディアには出ないという、レッドブルの創業者の意見に同意する側です。

日本ガイシさんの例は、リクルーティングでのブランディングがCMの目的の多くを占めているかと思いますが、どちらにしても、「ものづくり」はそういうことだと、僕も共感をしました。

以前に、誰もが知ってる有名なアメリカの起業家が「世にあるほとんどの商品はガラクタだ」と言っていたのを何かの記事で目にしましたが、シンプルな生活の中でも必要とされる、そんなものづくりがしたいと改めて思いました。

Friday, June 9, 2017

愛情が無い人の「理」

こんにちは。小林です。

以前から、その分野に愛情が無い人が議論やミーティングに入ってきたり、間違って相談してしまった場合に、理屈で質問され、その人に理解してもらうために、理屈の資料を作らないといけない面倒くささ、を感じておりまして、逆に、こっちが「感覚に頼ってる」と思われる事もあり、どうしたものかと思っていたのですが、メタップスの佐藤社長(お会いさせて頂いた事はありません。スイマセン。)のツイッターの中で発言しておられた言葉が、その通りすぎて、嬉しくなりました。

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製品や市場に詳しくない人ほど数字の計算根拠の緻密さや資料の美しさに焦点を置き始める。熟知してる人は感覚に頼れるが、自信がない人は「理」に頼らざるを得ない。ただ論理は一見それらしく見せれるので、専門外の人が流されてしまい多数決によって誤った決断がされて全員死ぬ。場の空気ってこわい。

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今月は簡単でスイマセン。

Monday, May 1, 2017

「ご縁」というもの

こんにちは。小林です。

先月4月は、僕にとって本当に変化の多い月でした。
新しい拠点を持った事が大きな理由です。

この度新しい拠点を持つにあたって、準備の段階から本当に良いご縁を頂き、協力して頂いた方々との絆も深まり、本当に感謝としか言えないような事ばかりの奇跡が連続のように起きました。
どうしようかな~と悩んだ時に、助けてくれる人が現れたり、解決策が浮かんだり、多くの壁が出て来ては、なんとか知恵を絞って助けを借りて乗り越えて来たように思います。
今も、同じような状況です。新しいご縁が次々に訪れている事を感じています。

それとは反対に、切れる「ご縁」も経験した4月でした。
古くからずっとダラダラと続いていたご縁ですが、新しい拠点の事を話しても、何も返事すらないうえに、違う話にすり替わるし、本当に皆さん社会人ですか?と思い、「もう切った方がイイな」と直感が働きました。今回だけではなく、別の友人が、集まれる機会を作ろうと努力して色々と計画しているのに、それに対しての返事なども色々と??な部分が出て来たりと、徐々に「ご縁」が切れ出している予兆はありましたが。
どちらにしても、グループでの会話は難しいですね。過去の投稿です↓
「コミュニケーションとイマジネーション」

僕は、どちらかというと古くからのご縁を大事にして、「ご縁」を積み上げ型のようなものだと思って生きて来ましたが、すごく大きな変化が訪れる時は、そこで「ご縁の新陳代謝」が起こるのだなあと感じました。結局は、「入」・「出」の自然の摂理が、人間関係にも当てはまるのだなあと。

これからも、頂いた「ご縁」は大事に、ただし、次のステージに行くのを阻むような「古いご縁」を切るタイミングも忘れないようにしようと思います。

Monday, April 17, 2017

何もしない時間をつくる

こんにちは。小林です。

先月から今月にかけて、商売において、経験した事がないくらい忙しい時間を過ごして、身体的にも少しヤバいかなと思った時がありましたが、なんとかこうして文章を書けているので、その忙しさが少し落ち着いたという事を察してもらえるかと思います。

忙しさの一番の原因は、新事業での店舗立ち上げですが、同時に既存事業も忙しさのピークで、正直なところ、既存事業だけを進めていたら、のんびり優雅な時間が過ごせるのに、あえて時間もお金も投資をして、ストイックな環境を自ら作り出して、家族にも影響が出始め、「何をやってるんだろ」とネガティブな考えになる時もありましたが、そんな時に、ふと、誰かのfacebookからか忘れましたが、起業家&投資家である、有安氏(お会いした事はありません。スイマセン。)のTwitterに行き着いて目にした以下の言葉に救われました。
https://twitter.com/ariyasu

「起業でも、投資でも、芸術でも、スポーツでも、情熱を燃やして人生を賭けられる対象があって、全力で毎日打ちこめているなら、それは本当にラッキーな状況。そんな人、全人口の0.1%もいない」

そして、この1,2か月を振り返って思うのは、表題の通りです。(笑)
このTEDの動画のように、瞑想はすごくシンプルで良い方法だと思います。

Monday, March 6, 2017

上手か下手か。

こんにちは。小林です。

今回は、「上手」・「下手」について考えてみたいと思います。

何事においても、上手な人と下手な人がいるのは当たり前の事だと思いますが、何かを作って販売したり、何かサービスを提供したりして金銭をいただいたりする場合は、上手でないといけないですし、今は下手でも上手になるのを目指さないといけないと思います。

器用な人がいる一方で不器用な人もいます。何事においてもセンスがある人がいる一方でセンスが??な人もいます。これが、どちらも同じビジネスをしていたら、どちらから買いたいかを選ぶだけの話です。

しかし、世の中は複雑で、人生をかけて生業としてやっている人より、別の生業があって、趣味でやっている人の方が上手かったり、センスがあったりする場合もあります。

最近の僕は、多少不器用でも、人生をかけて生業としてやっている人から何かを買いたいとつくづく思います。もちろん、生業でも情熱がなく、ただ、生活のため、とか、なんとなく、とかでやっている人もいるので、そのような人だったら、趣味で愛情を持って何かをやる人から買う事を選ぶと思いますが。(そのような人だったら、そもそも商売が続いてないでしょうが・・・)

多少不器用なところが見えても、人生をかけている事、その道を選んだ勇気など色々な事を含めて、僕は応援したいと思います。そして、そのような人が少しづつでも上手になっていく事が何より嬉しく思います。結局は、覚悟を決めた仕事でしか本当の感動は生み出せないのではないかという、先入観に近いような感情を、仕事人に対しての尊敬と共に信じているからかもしれません。そして、不器用でセンスもないのに、色々な人がサポートしてくれて成り立っている自分自身に照らし合わせて、応援したい気持ちになるのかもしれません。

Wednesday, February 8, 2017

主張と応援

こんにちは。小林です。

いよいよ、アメリカもトランプ大統領がスタートしましたね。
これからどうなっていくのか、不安や期待など色々な感情があるかと思いますが、社会が良くなっていく事を願います。

さて、トランプ大統領の発言は選挙中から注目されていましたが、実社会においても、色々な人の言動で、物事がうまく行ったり行かなかったりするのですが、以下のような2つのパターンに分かれる場合があるような気がします。それは、

*自分がすごい事を証明したいかのような言動。

*出来ない自分をさらけ出し、協力をお願いする言動。


ビジネスの立ち上げにおいても、「どうだ、自分たちはスゴイだろ!」という雰囲気が出ているチームと、「優秀ではないので、みなさん助けてください!」という雰囲気のチームがありますが、そのような多くのチームを客観視していると、後者の方が成功している場合が多いです。もちろん前者でも、圧倒的な優秀揃いチームでどんどん成長して成功を収める場合もあるのですが、割合で言うと少ないと思います。

以前から、今の時代は、「共感の時代」と言われていますが、自分たちが出来ない恥ずかしい部分をさらけ出して、協力してくれる方と一緒になって何かを作り上げていく。前回にも出た「共創・協創」は、まずそのような姿勢をリーダーが持てるかどうかだと思い、自分自身も、もっとそのような姿勢でビジネスに向き合いたいと考えています。

話は変わりますが、アナンド氏のこのTEDの動画で、今のリアルなアメリカがわかります。この動画は2015年のものですが、今回の大統領選挙そのもののような気がします。
以前のブログ【「お客さん」というもの】にも書いた通り、「分けない」というは今の時代、非常に大事だと思います。

Wednesday, January 11, 2017

佐々木正氏と共創

こんにちは。小林です。

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、2017年最初の「日経ビジネス」の中で、スティーブ・ジョブズ氏や孫正義氏の大恩人として知られる、元シャープ副社長の佐々木正氏のインタビューがあり、すごく面白く、新年早々良い記事に出会えたな~と思いました。

去年の最後に、来年は「共創、協創」と書かせて頂きましたが、はるか昔から佐々木正氏のモットーは「共創」であり、「21世紀は独創ではなく共創」と昔から仰っていたのを、今の今まで知らなかった自分が少し恥ずかしい限りです・・・
しかしながら、そのような情報を知らずに、自分自身で「共創、協創が大事だ」と、今までの自分の経験から出た言葉が、実は佐々木氏のモットーと同じだという事に、すごく嬉しさを感じています。

また、佐々木氏のインタビューの中で、「もはや、人類もコンピューターも、数字や理屈だけを頼りにしていてはダメだということです。」という言葉にはすごく共感をしました。
既に101歳なのに、未だに先見の明があり、「天才」というか「神様」だと思いました。

新年早々、感動してます。