Wednesday, July 19, 2017

「ものづくり」について

こんにちは。小林です。

最近は、クラウドファンディングの人気もあり、色々な「ものづくり」や「チャレンジ」がピックアップされているのは皆さんご存知かと思います。
ビジネスにおいても、ここ10年ほどは「ストーリーが大事だ」と広く叫ばれていて、ものづくりにおいても、「どうカッコよく見せれるか」「どう魅力的に見えるか」「どのような背景なのか」などが強調されたものを目にする機会が増えたと感じております。

また、地方創生が叫ばれるなか、地方自治体も一生懸命に地方の魅力を伝えようと、地方の特産品を使ったものづくりに関わる人々や地方の方々の仕事の「カッコイイPR動画」や「ウェブコンテンツ」などが沢山生まれ、少しお腹がいっぱいになるくらい多くの発信情報を目にするようになりました。

そんな、少しお腹いっぱい感のある自分に、最近の「日本ガイシ」さんのCMが逆に新鮮で、イイなと感じました。そのフレーズはこれ。

○○の人(車に乗る人、電気を使う人などのユーザー)は

僕らの仕事を知りません

でも、ものづくりってそういうこと

ぼくらは、クロコ

http://www.ngk.co.jp/info/gallery/tv/index.html

最近は、作る側・提供する側の人が、どんどん表に出ている流れですが、僕自身は、あまり表に出たいタイプではありません。
商品の魅力を伝えるのは大事だと思いますが、経営者がロックスターかのようにメディアなど表に出て、商品が沢山売れるなら良いですが、あまり関係ないならメディアには出ないという、レッドブルの創業者の意見に同意する側です。

日本ガイシさんの例は、リクルーティングでのブランディングがCMの目的の多くを占めているかと思いますが、どちらにしても、「ものづくり」はそういうことだと、僕も共感をしました。

以前に、誰もが知ってる有名なアメリカの起業家が「世にあるほとんどの商品はガラクタだ」と言っていたのを何かの記事で目にしましたが、シンプルな生活の中でも必要とされる、そんなものづくりがしたいと改めて思いました。