Saturday, March 28, 2015

目的になるという事

こんにちは。小林です。

突然ですが、こんな事を考えてみました。

「ブランド構築を考える際、提供する商品やサービスを人々の”目的”のレベルになるようにマーケティングをする」

「手段」と「目的」の話は、色々とよくあるのですが、
先日、ブランド構築について、改めて考えてみた際に、手段と目的を持ち出して考えてみると、自分自身の頭が整理出来たので、備忘録として書いておきたいと思います。

まず、自分の中で出た結論から言いますと
「人々の目的になるようなモノ ≒ ブランド価値が高い」
という事です。

例えば、
「県外のラーメン屋でラーメンを食べる」という行動があるとします。

その行動から考えてみると、

「友人達と、○○県のラーメン屋に行こう」という場合、ラーメン屋が目的になっています。
この場合、ラーメン屋が何かしらのブランド価値を持っている可能性があります。

ただし、○○県のある施設に行く際に、たまたま寄ったラーメン屋であれば、それは目的ではなく、施設に行く前の”腹ごしらえ”としてのラーメンなので、この場合は「○○県のある施設」が目的であり、何かしらの魅力やブランドがある事になります。

もちろん、行きたいラーメン屋と、行きたい施設が近くにあり、両方が目的の場合もあります。

次に、
「○○県から○○県へ自動車で行く」という行動であれば、

「ドイツ製の新車のドライブをしていたら、○○県から○○県へ行ってしまった」という場合は、
新車に乗る事自体が目的になっており、そのドイツ製の新車がブランド価値を持っている事になります。

逆に、○○県の施設に行く事が目的であれば、自動車は行くためのただの手段になります。

このように、何かを達成するための手段ではなく、その事自体が目的にさせるような商品やサービスは、消費者においてブランド価値が高い可能性があり、提供者においては、自社の商品やサービスをそのようなレベルに持って行く事のメリットは大いにあるという事だと思います。

例えば、「ディズニーランド」とかは、人々の行動の目的にしかなり得ないし、手段になるとしたら、「ハッピーになるための”手段”」とか、人の気持ちレベルの話になるので、他のサービスや施設が入り込む余地が無いという事は、本当に、ディズニーランドって凄いなって話で、この話をまとめたいと思います。(笑)