Monday, March 25, 2019

稼ぐ額ではなく稼ぎ方

こんにちは、小林です。

突然ですが、僕は「稼ぐ」という言葉があまり好きではありません。
どうも、この言葉が使われる場合には、
”自己顕示欲” や ”能力自慢” が連想されてしまうから。

まず、「仕事」という言葉は、現代の多くのケースで、
「ビジネス」や「勤務」と同じ意味で使われてしまっていますが、
「仕事」はその文字通り、「誰かのために」する行いです。
それを前提として話をすると、

「仕事において勝ち負けはない」

皆の暮らしが良くなるように行動する事が仕事(であるならば)
収益などの数字を競い合うのはスポーツの世界でやってほしい。
それらを社会でやってはダメだと思います。
暮らしを悪くするような行動をする人が淘汰されるのは良い事ですが、
企業競争の在り方とはズレていて、
収益競争を追い求めると、良いことは一切ない。

そして今や、億単位を稼ぐ人たちの多くは
株式市場やFXなどの場所にいます。
それらに参加する人の多くは、”投機”になっていて、
他人の喜びや利益が自分の利益にも繋がる実商売とはかけ離れ、
他人の損が自分の得になる。

お金を払う人が喜んで払ってこそ良い稼ぎ方。
お金の教育と言って、「楽して稼ぐ」や「不労収入」のことしか頭になく、
さらには純粋な子供にそれを教える、そんな大人たちにこそ、
人々に貢献して、その対価を「頂く」という視線に立った
そんな「稼ぎ方」を改めて考える時かもしれません。