Thursday, October 31, 2019

「成長」という言葉

こんにちは。小林です。

今月、こんな記事を読みました。
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00357/
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00067/100300033/

柳井さんも孫さんも、起業家・経営者としてとても尊敬をしています。
柳井さんは家業をあれほどまでの大企業に育て上げ、さらに上を目指していて、
孫さんはご存知の通り、何から何まで世の中に変革をもらたしました。

しかし、この記事はどうも共感できませんでした。
おそらく、「成長」という言葉に持つイメージが、世代によって違うんだと思います。
先月のブログで書いた「持続可能」を僕は大事にしていますが、
何かが急激に成長すると、かならず歪(ひずみ)が生まれます。

子育てをする立場になり思うのは、子供の成長を見るのはとても楽しいです。
同じように、会社や経済が成長するのを見るのも楽しいと思う性格ですが、
経済が成長したらイコール社会が豊かになるとは限りません。
ユニクロが時価総額世界No1のアパレル会社になったら、
柳井さんは嬉しいかもしれませんが、
人類にとっては、けっこうどうでも良い事です。
むしろ、過度な競争からの環境破壊などで、悲しむ人が多くなるかもしれません。

年配の経営者が色々と心配するのはわかりますが、
僕ら30代の世代の多くは、もうすでにスポーツのようにビジネスをしていません。
成長で何かを解決する時代ではないんだと、
多くの経営者や政治家は知るべきなんだと思います。