Friday, November 6, 2015

「寛容」と「無知・無関心」

こんにちは。小林です。

京都のお坊さん、松山大耕氏のTEDの動画です。
とても説明が上手で、素晴らしいスピーチだと思います。
しかし、ちょっと気になったのが以下の2点。
タイトルにもある通り、多くの日本人が「寛容」なのか「無知・無関心」なのかは疑問が残る所です。

1、特に若い世代の日本人においては、あらゆる宗教に寛容なのではなく、自分の宗教も含めて「ただ知らない」のではないか。クリスマスも、バレンタインも、色々なものがただの”イベント”という認識しかないのではないか。心が広く受け入れているという状態よりか、楽しむイベント、なんとなく毎年盛り上がるし、という感覚なのではないか。

2、「様々な宗教が存在しながら争い事がなく上手く行っている」と言われるが、日本は多くの宗派はあるが、基本的には仏教がほとんどであり、またその仏教徒の多くが熱心ではないと思われるため、例えば、「30%が熱心なキリスト教、30%が熱心なイスラム教、30%が熱心な仏教、残り10%が熱心な他の宗教」のような都市があったとして、そこが争い事が無く、本当に上手くやっているのだったら、本当のお手本になると思うが、日本または宗教都市と言われている京都においては、そのような状態ではないのではないか。

よくある、日本人や欧米人が英語や漢字が書かれたTシャツを意味を知って着ているのか、みたいな状態というか・・・。

無関心とまではいかなくても、「熱心ではない」って事は、「争いを起こさない」って事に貢献しているのかもしれません。
会社などの組織においても、頭がキレて個性の強い人ばかりだと、プロジェクトが進まないが、「まあ詳しい事はわからないが、とりあえずやりましょ~」みたいな人がいると潤滑油の役割をして、上手く周り出すのと同じような感じかもしれません。

全てを知ったうえので「寛容」なのが理想とするところですが、
全ての人々がそうはなれないので、案外「無知」「無関心」は結構大事なのかもしれませんね。




たまたま、こちらの動画も関連動画に表示されていて、見てみたら素晴らしかったので、載せました。上の動画とか何も関係はありません。
しかしながら、宗教も人種も日本よりも多種多様なアメリカにおいては、本当の意味で寛容力のある人達が多いな~と改めて思いました。どんな違いも受け入れる寛容力。
以前、アメリカの親友が、自身の子供が幼稚園に通っている時の事を話してくれたのですが、その幼稚園には親が両方とも女性(LGBT)の子供なども通っていたのですが、何も問題もなく、他の親たちも、仲良く接しているという話を聞いて、日本の幼稚園ならどうなるかな~と、想像しました。本当の寛容力が日本人にもあるのかどうか。僕はアメリカの寛容力を見習いたいと思います。

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