Thursday, September 7, 2017

ビジネスにおける「感動」

こんにちは。小林です。

さて、もう9月ですが、先月の夏の甲子園は本当に感動しましたね。
やはり、球児の野球への「熱い思い」があるからこそ、感動も大きいのだと思います。

ビジネスにおいて、「上手くやってはいるものの感動が無い」事業を多く目にします。ビジネスとはそうゆうものだという意見は置いておいて。最近の地域起こしと呼ばれる事例などでも、「地域の伝統野菜を広める」「地域の織物を広める」「地域の伝統のお茶を広める」「地域の珍しい海産物を広める」など色々なプロジェクトの中で、コンサルタントや副社長の立場で、ビジネス目線で入るキーパーソンにまったくその分野に情熱が無い人が入っているパターンに多く見られるように思います。

ビジネス観点の乏しい所に、コンサルタントのように関わり、ビジネス風を吹かせて、得意のマーケティングだけを使い、ウェブに映えるコンテンツに仕上げる。そういう人たちが、「コンテンツ」という所に、すでに「そのモノ」への情熱が感じられない。普通は、「そのモノ」を本当に愛しているのではあれば、軽々しく「コンテンツ」なんて言えません。
地域にあるものを使ってビジネスに仕立てても、そのモノに対しての情熱や愛情がなければ、短期(3~5年)や表面上の数字としては上手く行きますが、50年や100年先に繋がるモノには仕上がらないと思います。

以前にも、ホンダジェットと三菱MRJの比較の記事がありましたが、ずっと飛行機を造りたくてそれが夢だったホンダが情熱をかけて造る飛行機が結果を出すのは当たり前で、それには感動しかありません。ビジネス手法は冷たい剣(つるぎ)のようなもので、それを振りかざし自慢したり、それで人を圧倒する人には、それを使って本当に暖かな気持ちになる未来を作る事は出来ないと思います。
http://toyokeizai.net/articles/-/186542

上手にビジネスに仕上げて、それで自分の価値を上げ、ビジネスコンテストで偉そうに審査員をしているような人に、僕はあまり感動する事はないのですが、僕自身も改めて気を付けて、もっと感動できる事を、一緒に感動できる仲間を集めて、作っていきたいと思いました。